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レールから外れた自分
私は、約20年近く勤務した某金融機関を悩んで悩んで、その結果辞めることを決断し、今までの自分から信じれない行動を起こした。それは、ニュージーランドへの移住であった。ちょうど5年前の出来事である。
日本にいる間は、毎日毎日休みの時も仕事のことが頭の中を征服していた。この状態から一旦解放されたい気持ちが強くなった。また、人の目を気にする世界から離れたくなった。さらに自分を好きになれなかった。
そう意味で、移住して変わったことは、心から自分を好きになれたことである。移住前は、自分と他人との比較の中で劣等感を感じることが多かった。しかし、移住して、人はそれぞれ、自分は自分と思えるようなり、自分としっかり向き合えるようになった。
日本では、時間に追われる生活の中で、自分をゆっくり見つめ直す時間がなかった。しかし、これじゃダメと分かりながら、そこから外れることを恐れた。
でも時間はかかったが、全てを解消したかった。
それが、移住である。
時間の経過は、どこにいても変わらないのに、ニュージーランドに移住して、時間をゆっくり味合うことでき、その中で本来の自分を取り戻すことできた。
決断により、いい方向にいく場合もいかない場合もあるが、現状を大きく変えたければ行動するしかないと思います。